お得意様やお客様に昆布のすばらしさをお伝えしている私ですがいつも仕事で昆布に接している為、自宅には昆布を持ち込まないようにしてきた。(せめて自宅では昆布のことを忘れたい)
あるとき仕事が終わって自宅に帰ってみたらテーブルに沢山の昆布が・・・・・
「なんじゃこりゃ!!」と松田優作そっくりに叫んでしまった。(本当です)
小学校低学年の息子が「あ、お父さんお帰り何びっくりしてるの?」といいながら上田昆布さんのとろべーやおしゃぶり昆布を嫁といっしょに食べているではありませんか。
「お前何食べてるの?」って聞くと「昆布だよ」って。え? 息子が昆布を知ってるの?
「昆布って知ってるの?」と聞くと前から食べてて大好物だそうだ。なんで前から食べてるの?
むちゃくちゃ驚くと同時に頭の中が?マークでいっぱいになった。自宅に昆布を持ち込むこともいっしょに買い物に行く時も昆布を買った記憶がない。嫁を睨むととぼけた顔をしている。
嫁に「説明しろ」と言うと2人で買い物をした時に昆布を見つけこれ買ってとねだられたらしい。それ以来息子が夢中になり、亭主のいない間に食べていたことを白状した。それからというもの堂々とお菓子箱には昆布が入っている状態に・・・息子よ!そんなに昆布が好きなのか?
そんな日々が続いていたある日、私は医者から糖尿病の薬を飲みましょうかと言われこれにもびっくり!!
ちょっとまって何か方法はないですかと尋ねると「体重を落としなさい、とりあえず4ヶ月の猶予をあげます」と言われたので食事制限や運動などをする始末となった。しかしやっぱりお腹がすきます。お菓子箱を覗くとカロリーの高いものばかり、あるのは・・・・・昆布。頭の中で格闘です。自宅では昆布のことを忘れるのではなかったか?ポリシーを貫かないのか?と自問自答・・・負けました、思わず食べてしまった。うまい!!
息子にとって昆布は「おやつ」
私にとって昆布は「ダイエット食」
現在、我が家では昆布はなによりも大事な必需品になっています。
ではまた。